パターンメーキングの方法|平面作図と立体裁断について ファッション裏話ブログ

元デザイナー、パタンナーの書くファッション業界、洋服の裏話。ちょっとこだわりのある話を書いていきます。

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パターンメーキングの方法|平面作図と立体裁断について

パターンメーキングの方法ですが大きくわけて二種類の方法があります。
1 平面作図(平面製図)
2 立体裁断

意外にも2の立体裁断なんて言葉は聞いたことがある人も多いかもしれませんね。


しかし実際には多くのアパレルやパターン会社でパターン作成されている方法が1の平面作図なのです。

理由としては一般的に効率的が良い
中には立体裁断の方がスピードが早いなんていう方もいますが(笑)

平面作図の利点は有り型(過去に作られた型紙)からの展開や修正が早い

現在の洋服ですとそんなに奇抜な物作り(シルエットやパターンとして)は少ないですし有り型を使う方が効率が圧倒的に良いわけです。
他にも例えば平面作図で有り型利用の場合はチーフパタンナーから後輩パタンナー等への指示がしやすい。
指示通りに仕上げていくと個人差が出にくくブランド全体としてシルエットに統一感を持たせれる等といったことも理由の一つかなと思います。

逆に立体裁断でパターンを引く時はどのような時かといいますと

平面作図では想像できないようなシルエット、ディティールの洋服を作る時!!
等が考えられます。
又はデザインによっては立体で作った方が早いという時等もそうしますね。
デザイナーズブランドなんかではほぼ立体裁断で作るところも多いです

これは立体裁断の創造性の優位というところが理由の一つです。
平面で作図をするとどうしても過去の経験値や頭の中で理屈で考えれることに縛られてしまうところもありますから直接視覚で確認できる立体裁断の優位性なんてのもあります。

余談ですが数年前(もう10年以上前でしょうか)デニムで立体裁断の作ったパンツが市場で売れてましたが
あれは故意に消費者を惑わしてるな〜なんて思った記憶があります。
立体裁断って言うとなんか響きが良いですもんね。ですがあれはほとんどが立体裁断なんかで作ったパターンでは無く複雑なパターン展開で作ったものを修正しただけなんですよねw
もちろん最初にあれを考えた方は立体裁断でパターンを制作したとは思いますがその後の多くの商品は平面で作られたものですw

平面作図と立体裁断について述べてきましたが実は平面作図と立体裁断については完全に分離するという考え方では無いのです。
平面作図をする時は立体の事を想像しながらパターンを引くし立体裁断をする時はは平面作図の事を想像しながら作業をします。
こういった考え方の他にも
そこそこ物作りにこだわったアパレルやパタンナーさんは平面作図で引いたパターンを立体で確認するために
シーチングという仮縫い用の布で実際に組み立ててボディーに着せてパターンチェックをします。
うまくいってるか自信の無い時の確認の為にもですが。

実際に私もほとんどの物を立体で確認するためにシーチングで組み立ててボディーでチェックします。

そこで問題があればバランスを見ながら修正、ある程度のデザイン変更をしたりもします。

平面作図で細部まで自信の無い時は立体に重点を置いて作業をしたりとケースバイケースで対応するのが自然な流れかな?とも思います。

パタンナーさんの中には立体はあくまでチェックのみ!と平面作図にこだわる人、平面作図はあくまで立体をするための案内線と言った方まで様々ですね。
※メンズパターンに関しては立体でいじるという考え方がまず皆無なのですがこの話はまた後日できればします。

結論としてはどちらも大事(笑)
デザイン物をする時はほとんど立体からあるいはおおまかな平面製図をしてそれを案内線にして立体裁断。
容易に想像できるものは平面作図からと臨機応変に対応していくのが一番かなと思っております。

ちなみに海外(ヨーロッパ)ではほぼ立体裁断の考えのようです。
シンプルな物でも立体で作るという話もよく聞きます。
洋服作りの伝統を重視してのことでしょうね。
逆にアメリカ等ではほぼ平面作図と土地や歴史、洋服に対する文化の違いなんかも影響されているようですね。

日本のパタンナーさんでも最初から立体で作れる人も数少ないと思います。
ジャケットの2枚袖なんかを立体で作るのはおそらく一番難しいかなと思います。
ボディーと襟は立体で作り袖は平面製図というのが一般的ですね。
それだけ袖の立体は熟練した技術が必要なわけです。
まぁもっとも袖を立体で作らないといけない場面って実際の仕事でそんなに無いんですけどね(笑)

以上平面製図と立体裁断についてでした。
読んで頂きありがとうございました。
[ 2011/08/07 19:10 ] パターンメーキング | TB(0) | CM(0)
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アパレル業界でデザイナーとパタンナーとして働いてました。ファッション業界と洋服そのものの裏話をどんどん記事にしていきます。

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