洋服の原価と値段の付け方って!? ファッション裏話ブログ

元デザイナー、パタンナーの書くファッション業界、洋服の裏話。ちょっとこだわりのある話を書いていきます。

ホーム > スポンサー広告 > 洋服の原価と値段の付け方って!?ホーム > 洋服の裏話 > 洋服の原価と値段の付け方って!?

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)

洋服の原価と値段の付け方って!?

洋服の原価についてとアパレルではどうやって値段設定しているのか今回は簡単に説明してみたいと思います。

みなさん洋服の原価って気になったことはあっても普段知る機会が少ないと思います。


例えば飲食店ではだいたい30%くらい。30%を超えると一般的にはどんなに流行ってるお店でも厳しいとかっていう話は聞いたことがあるかもしれません。

アパレルでもだいたいの基準というか損益分岐点みたいなものはあります。

私のいた会社なんかでもありました。

今回話す内容は私の知っている限りの内容なのでアパレル全体に当てはまるものではないかもしれませんが
まぁ参考までに

まずアパレル企業の体質にもよって多少値段設定の仕方というのは変わってきます。

例えば小売業態を持たない卸主体のアパレル企業や生産から販売まで行うSPA業態の会社ではおおまかに言うと値段の付け方が変わってきます。

まず卸の場合ですが納品先のショップに納める時に買い取りか委託でも原価や値段が変わってくるので商売の仕方でも変わってきます。

できるだけ安い商品を生産するというのが今の世の中の主流ですから例えば上代10000円内で売るために原価を抑えるように生地選び工場選びや交渉をするというのも日常茶飯事ではあります。

例ですが2500円の原価で商品が出来上るとします。

これを委託でショップ等の取引先に納品します。

委託でお店の取り分が契約にもよるんですが上代の50%とします。

そこでメーカーとしては最低で5001円の上代を付けなくてはいけないのはわかりますよね?

  *ややこしいので消費税の計算は抜きにしております。

5001円の上代だと2500円50銭がそれぞれ納品先とメーカーに入ってくることになりますね。

両方とも50銭の利益になります。。。

めでたしめでたし♪♪

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

っとはなりませんよね(笑)

商品の物や価格帯、売る時期にもよるんですだいたい原価率は上代の25%~30%に抑えるのが一般的かな?と思います。

安い物ほどよく売れるという想像もできますので価格が安い物は原価率が高め、又価格が高い物は原価率が低めに設定しているところが多いですね。

市場原理に基づいて価格が高い物は一般的にはそんなに売れないのでそんなに数を作れません。よって少ない量でもある程度の利益を出すための性格的なものでしょう。

話が脱線してしまいましたが

原価率を25%に抑えると仮に原価が2500円だとして上代が10000円になりますね。

売れてお店に支払う分が5000円 こちらに入ってくる金額が10000円×0.5=5000円

5000円-原価の2500円=2500円 粗利が2500円ということになります。

よって10000円の洋服を一点売るとメーカーとしては2500円儲かるということになってきます。

ただしこの数字は作った商品が全部完売することが前提の数字ですよね。

このご時世なかなか作った商品が全て完売するとはとても思えませんよね。

そこでこの原価率25%というのは実は理由がありまして

売れなかった時の値下げ、つまりセールになってもなるべく損をしないようにする!!という考えなのです。

つまりセールで50%引きなんてザラにありますよね。

10000円の商品がセールで50%OFF!!!

なんてよくあると思うんですが5000円にセール上代がなると50%がこの場合取り分になるので

2500円入ってきますよね。っでそれって原価と同じ数字になるわけです。

要はセールでしか売れなかった+セールで完売した っという状態ですと利益がプラスマイナス0ということになります。
まぁ実際は労力分マイナスですけどね(笑)

なので40%OFFのセールの場合はギリギリ利益が出るとも言えますよね


これが

SPAの場合

卸との違いは卸でのお店の取り分(この場合は取られ分かな)が今度はお店&スタッフ等やテナント料等の諸々の経費に変わってくることですね。

なので会社によって原価率というのはマチマチかな?っと思います。
基本の25%〜30%というのは変わらないでしょうが

例えば思いのほか原価が安く済んでしまったが商品の見栄えが良く作れてしまった!!

等と言った時に上代を予定より上げて原価率を下げる等といったことも簡単になります。価格会議のようなものが行われているところも多いようです。

例えば宣伝用に激安である商品を作ったとします。その商品は言葉は悪いですが客寄せだったとします。
価格を抑えてる分その商品ではそんなに利益が出ないとします。もしかしたら狙ってたくさん作ったのに売れないかもしれません。

そうした時に他の商品で原価率を緩めに設定できる等バランスを取っていればリスクと共に利益のバランスを保っていくことができます。

そしてSPAの場合は自社生産、自社販売が基本なので実は50%OFFでもある程度の荒利益が出るとも言えます。
50%OFFでも大量に売ってしまえば塵も積もれば人件費や経費等もまかなえるでしょう。

そして現在ではセール用にセール商品専用として商品を作っている場合も多いのでその場合はもっと原価を抑えて作るので最初から40%OFFされた上代に対しての原価30%設定だったりします。
この場合は例えばセール中盤で更に値下げと言って50%OFFと表記されていても実際は10%OFFのようなものですよね(笑)

近年不況のアパレル業界ですが何とか生き残ってるのはセールがあるからかもしれませんね。
セール頼みとも言えますが・・・・・

セールがあった方が良いのか無い方が良いのかどっちが良いのかはたまに議論になったりします(笑)

まぁそれにしても50%OFFでも利益が一応出る業界って物販の世界では少ないかもしれません。


以上簡単に書いたつもりなんですが(長くなってしまいましたが・・・・w)
洋服の原価と値段の付け方についてでした。


[ 2011/07/28 19:18 ] 洋服の裏話 | TB(0) | CM(1)
ファッション業界の裏側っておもしろいですね^^
勉強になりました。
[ 2013/02/11 03:05 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
ファッション業界を目指すなら
社会人も入学可能
無料資料請求はコチラ

バンタンデザイン研究所
無料でネットショップ開設
プロフィール

ファッション裏話ブログ

Author:ファッション裏話ブログ
アパレル業界でデザイナーとパタンナーとして働いてました。ファッション業界と洋服そのものの裏話をどんどん記事にしていきます。

お探しのミシンはココ


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。